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透析患者の血清Mgを安定させるための透析液Mg調整

目的

§透析患者の血清Mg濃度は、食事、Mg含有製剤、サプリメントによるコントロールでは不安定である。
§透析患者の血清Mg濃度の安定したコントロールのために、Mg含有製剤、サプリメントの使用をすべて中止した上で、透析液Mg濃度を調整した。

 

透析液マグネシウム濃度が1.0mEq/lでの透析による血清マグネシウムの変化は透析前の平均値で2.81、後で2.18でした。標準偏差は前で0.72、後で0.23と透析前にばらつきが見られました。特に高い症例の原因はマグネシウムを含有する製剤の服用とサプリメント摂取によるものでした。また、透析後に2.0mEq/l以下になる症例もみられました

 

透析液マグネシウム濃度が1.0mEq/lでの透析による血清マグネシウムの変化は透析前の平均値で2.81、後で2.18でした。標準偏差は前で0.72、後で0.23と透析前にばらつきが見られました。特に高い症例の原因はマグネシウムを含有する製剤の服用とサプリメント摂取によるものでした。また、透析後に2.0mEq/l以下になる症例もみられました

 

透析液マグネシウム濃度が1.0mEq/lでの透析による血清マグネシウムの変化は透析前の平均値で2.81、後で2.18でした。標準偏差は前で0.72、後で0.23と透析前にばらつきが見られました。特に高い症例の原因はマグネシウムを含有する製剤の服用とサプリメント摂取によるものでした。また、透析後に2.0mEq/l以下になる症例もみられました

 

マグネシウムを含有する製剤の服用とサプリメントの摂取等をチェックしたうえで、透析液マグネシウム濃度を2.0mEq/lに調整して透析を施行しました。透析液Mg調整後3か月後の血清マグネシウムは透析前で3.31、後で3.18でした。標準偏差は前で0.36、後で0.15ばらつきも非常に少なくコントロールできました。また透析による血清マグネシウムの低下は0.13でした。このことから、血清マグネシウムの上昇は食事によるマグネシウム摂取よりも、マグネシウムを含有した製剤やサプリメントの影響が大きいことが示唆されました。

 

透析液マグネシウム濃度を2.0mEq/lに調整して2年経過した時点での血清マグネシウムを観察しました。対象は110例でした。透析前の血清マグネシウム濃度の平均値は3.42、後は3.17でした。標準偏差は前で0.54、後が0.28でした。血清マグネシウム濃度に大きな変化はみられませんでしたが、透析前のばらつきが大きくなりました。特に透析前の血清マグネシウムが低値を示す症例が増加していました。

 

透析液マグネシウム濃度を2.0mEq/lに調整して2年経過した時点での血清マグネシウムを観察しました。対象は110例でした。透析前の血清マグネシウム濃度の平均値は3.42、後は3.17でした。標準偏差は前で0.54、後が0.28でした。血清マグネシウム濃度に大きな変化はみられませんでしたが、透析前のばらつきが大きくなりました。特に透析前の血清マグネシウムが低値を示す症例が増加していました。

 

当院の透析歴が2ヶ月未満の症例を除外した、透析前の血清マグネシウムが3.0以下の症例では透析前の平均値で2.72、後で2.87と透析により血清マグネシウムが上昇しました。また、これらの症例では透析後から次回透析までに血清マグネシウムが低下することが示唆されています。

 

透析液のマグネシウム濃度が1.0mEq/lと2.0mEq/lによる透析前後の血清マグネシウム濃度を比較しました。マグネシウム1.0群は食事以外のマグネシウム摂取があった症例を除外した補正群も表示しました。1.0群は透析後にマグネシウムの低下がみられ、透析による除去が確認できます。2.0群では透析前後の変化が少なく、透析による除去が少ないのが確認できました。同時に1.0軍と比較して、2.0群で食事による影響が少ないのも確認できました。

 

 結 果

§血清Mgは非糖尿病群に比べて糖尿病群で低値であった
§
§血清Mgの上昇は食事よりもMgを含有している製剤やサプリメントの影響が大きかった
§
§透析液Mg濃度が1.0mEq/lでは低Mg血症の発現が危惧された。
§
§Mgを含有した製剤やサプリメントを制限した上で透析液Mg濃度を調整することにより血清Mgのコントロールが容易になった